アイ・アム・レジェンド(映画レビュー)

採点・総評:50点

  • 要約すればゾンビ物で、映像の技術的な点を除けば、内容そのものとしては実に薄っぺらい。ワールド・ウォーZを思い出した。

良かったところ

  • がんの完全な治療薬、誰一人いない廃墟のようなビル街、そのビル街のど真ん中を疾走する一台の車、つかみはOK。見るものを一気に作品世界に惹きつける。あとはすべてそのオマケのようなものだ。
  • 愛犬のサマンサがゾンビになって殺さざるを得ないシーン。

良くなかったところ

  • やはりゾンビもの。感染とゾンビは相性が良い、そうしてネタとして鉄板なのだろうが、それ以外の展開があるのかと期待したところが裏切られた感じがある。
  • 一人の寂しさに頭がおかしくなったあとに、人に出会っても感動がなく何も話すことがなく「悪いがしばらく一人にしておいてくれ」ってどういうことだ。
  • リアリティに欠ける。ラストシーンの車がピカピカの新車なところも。

雑感

  • 廃墟のNY。ずいぶんと金のかかったセットだ、いやCGだ。脚本としてアイデアがあっても金と技術が伴わなければ映画にできない作品だ。
  • クリピン・ウイルス。
  • 脚本はアキヴァ。
  • ある意味元気な感染者たち、雄叫びシーンが笑える。