パルプ・フィクション(映画レビュー)

採点:70点

良かったところ

  • あらゆる作品と一線を画するシナリオ。意外性たっぷりの予定調和から外れた掴みどころのない展開。全体にぶっ飛んだ規格外の面白さがある。
  • 複数のセクションで切り取られたシーンが、並行する時間軸の中で意外なぶつかり方をして、また違う視点でのストーリーが展開される。不思議な魅力がある。
  • 予想の斜め上を行くギャグ(笑いどころ)が随所に散りばめられている「例:あっという間に戻って来る。あ、言ったわよ。それは早すぎるよ…。」
  • ジュールスとヴィンセントのコンビ。

良くなかったところ

  • 全体にドライで斜に構えた感じで、ふざけて人をおちょくってるような、いかにも自意識が強い学生が書きそうな脚本だ。それがタランティーノらしさなのかわからないが、クセが強すぎてあまり好きになれない。これは好みの問題。
  • ノローグが多いうえに長すぎてセリフが頭に入ってこないときがある。

雑感

  • 映画というよりも舞台を見ているような印象だ。セリフが多くて字幕だったらとても見ていられないだろう。モノローグが多いのも印象的だ。
  • ホンダのシビック、日本刀。
  • タランティーノがジミーとしてカメオ出演