採点・総評:30点
- 脚本が悪いのか、全体を通して盛り上がりに欠ける。
良かったところ
- 教会のシーンは鳥肌モノ。ぜいたく三種盛りだ。
- 悪事や不正を完膚なきまでにひねりつぶつ絶対的な力。これは見るものを引き付ける鉄板の要素だ。そして敵対する相手が胸糞悪くなるぐらい卑劣なほうが叩き潰したときの爽快感が相対的に高くなる。
良くなかったところ
- 主役級だらけヒット間違いなしの映画。それぞれに見せ場はあるのだが、焦点の絞りきれていないもどかしさのようなものを感じる。
- 敵の存在感が薄い。主役たちに比べるとどうしても見劣りしてしまう。敵対する相手にもっと存在感のある大物を当てるべきだった。あるいは主役の憎しみを掻き立てる設定が必要だった。
- めくるめく銃撃戦・肉弾戦・カーチェイス・爆破シーンのオンパレード、だがそこに至る動機づけに乏しいのでドンパチやるがいまいち盛り上がらない。たとえパンチ一発でもそこに至る動機に共感するものがあれば大いに盛り上がるはずだ。
雑感
- 設定がルパン三世デッドオアアライブのようだ。
- 構図がロッキー4か、ファンサービスだ。
- CIAはアクション映画に欠かせない要素だ。