カメラの機能や使い方についてアレコレ調べているが、スペックの読み方など、しばらくすると忘れてしまいそうなので、大事な点のみメモとして残しておく。
とにかく余計なことは省いて、必要最低限、覚えておきたいことだけまとめる。
なお、主にコンデジ使用を念頭にした知識であり、一眼(レンズ交換式カメラ)については他を参考にしてほしい。
撮像素子(イメージセンサー)
- カメラの心臓部(光の受容体・カメラ本体が光を取り込む窓の大きさ)
- サイズ順「1/2.3<1型<マイクロフォーサーズ<APS-C<35mmフルサイズ」
- 大きいほど「画質」が良く、暗い場所でもよく写せる
- また、大きいほど「ピントやぼかしをうまく活かした絵」を作れる
- ただし大きいほどレンズもでかくなるので重くなり、値段も高くなる
- また、レンズがでかくなるので望遠ズームに弱い(小さい方が望遠効果が高い)
- なお「画素数」という目安もあるが、撮像素子が大きくないと画質の良さには結びつかないので注意したい(画素数は通常1600程度あれば十分)
- 1型以上=ミラーレス・デジタル一眼
- 画質最高
- 重い・高い・かさばる(ミラーレスは本体が小さくなるが、いずれもレンズ付け替えなので、どうしても「カメラのため撮影のための荷物」が多くなる)
露出・露出補正(EV・AE)
- 明るさ(光の量)のこと
- 明るさは以下に示す「F値・ISO感度・シャッター速度」と関連する
- EV(Exposure Value)が単位
- AE(Automatic Exposure)は露光の自動調整撮影のこと
- ev(−2以下):シルエットを強調したいときなど
- ev(−1):少し暗く・画面を引き締める・落ち着いた雰囲気
- ev( 0 ):標準・自動設定(ニュートラル)
- ev(+1):少し明るく・画面が柔らかく・さわやかな雰囲気
- ev(+2以上):逆光で暗くなってしまう対象の前面を明るく補正する
F値(絞り)
- レンズに取り込む光の量のこと
- F値が小さいほど光を取り込めるので、曇り空や夕暮などでもキレイな絵が撮れる
- また、きれいに背景をぼかした絵にできる
- 例:窓のブラインドを少し開ける(F値でかい)全開(F値小さい)
- 小さい方が高性能だが(2.8以下がよい)その分レンズは大きくなる
- レンズにはズームと単焦点2種類あるが、単焦点のほうがF値が小さい
- 開放F値・望遠F値がある(ズームレンズの場合)どっちも小さい方がいい
- F値が小さいと被写界深度(ピントが合う範囲)は浅くなりぼかしやすくなる
- また、このように開放F値が小さいレンズを「大口径レンズ」ともいう
- F2.8-3.5:ピント外をぼかせる(対象にぐっと近づける:最短撮影距離に注意)
- F4-6:中間的な値(ほどよくボケる)
- F6-11:ピント外もくっきり(光の筋など描く際に適している)
シャッター速度・スピード(秒)
- カメラ本体に取り込む光の量のこと
- 「秒」という撮影時間をコントロールするための設定
- 撮影時間をコントロールすることで、写真に「動」を表現できる
- 速いと光を取り込む量が少ないので暗くなり、逆だと明るくなる
- また、遅いほど「ブレ」が出やすいので注意(三脚などが必要になる)
[速い・暗い]
- 1/1000秒以下:止め絵(飛ぶ鳥とか)「カシャ‼‼‼」
- 1/600-800秒:マクロ撮影でのブレを抑える
- 1/200-500秒:走る人-走る電車
- 1/100秒:普通の動き「カシャ」
- 1/10秒:汎用性が高い(流し撮りなどにも使える)
- 1秒:水の流れ「カシャ〜〜」
- 10秒:車のライトの軌跡、なめらかな水の流れ「カシャ〜〜〜〜〜」=スローシャッター(三脚などでの固定が必要)
- 15-20秒:車のライト長めの軌跡、星空
[遅い・明るい]
ISO感度
- 光の増幅感度の国際規格(International Organization for Standardization)
- カメラ本体の撮像素子(イメージセンサー)で受けた光を増幅させる
- 値を大きくするとノイズが出るが、暗い場所でも明るく撮れる
- 1600までなら通常のカメラでノイズが目立たない
- 3200になると厳しい(1型以上など、センサーがでかければノイズ処理もできるので感度を上げて光を増幅できる範囲が広がる)
- 明るい屋外:80程度
- 標準:200〜400程度
- 暗めの室内:800程度
- 夕方・薄暗い日・曇りの日:1000程度
- 夜間・星空:3000-10000程度(一眼など撮像素子が大きくないとノイズが出る)
焦点距離(画角)
- レンズの機能であり、写真に移せる範囲(画角)を示す
- 広い視野を収める(広角)
- 狭い視野・遠くのものを収める(望遠・狭角)
- ワイド端(広角)、テレ端(望遠・狭角)という呼び方もある
- 同じ焦点距離でも、撮像素子の大きさで映る範囲が異なることに注意
- 18ミリ:超広角(周辺視野まで含む広い範囲を撮影できる)
- 35-24ミリ:広角
- 背景にたくさんのものを入れて撮影したいときに使う(情報量を多くしたい時)情報量が多いので、そのぶん対象や角度を狙って撮影したほうがベター
- 35-50-70ミリ:標準的範囲
- 見たままの感じに近いので、落ち着いた日常的な雰囲気が出る
- 80-200:望遠
- 400-600ミリ:超望遠(1000ミリ以上もある)
- 広角と反対に対象「引き寄せて・切り取って・圧縮する」ので、 背景に映る情報量を制限できる
- また、望遠のほうが、ぼかした絵を作りやすい
ピント(フォーカス、測距点、AFフレーム)
- 撮影対象をピタリと捉える性能のこと
- AF(オート)・MF(マニュアル)がある
- AF-C(追従あり=動くもの)・AF-S(追従なし)
- 撮像素子が大きく明るいレンズほどよい
- また「測距点=ピントを合わせる枠(AFフレーム)」が多くて広いほど良い
- さらに、AFで合わせづらい時、MF機能が付いていると柔軟な調整が可能
- AFの性能の良悪・MF機能の有無は値段に比例する
- また、ピント合わせは「最短撮影距離」も影響するので留意する
- 通常は、シャッターボタン半押しでAFを作動させてピントをあわせ、そのまま構を調整して撮影の繰り返し(撮影のたびにAFは解除される)
- パネル側にAFボタン(親指AF)が付いているカメラなら、ボタンで作動と解除を制御できるので連続撮影が可能(AF-Cなど動くもので特に便利)
【参考資料】
この価格コムのページが大いに参考になった。
Amazonなどでは、正確なスペックなどの情報が手に入りにくいので、価格コムのほうが、比較検討して選ぶうえでは非常に都合が良かった。
基本的な機能のことが簡潔にまとめらている。
これも参考にさせてもらった。