どうも現在使用しているソニーのコンデジ、Cyber-shot「DSC-WX500」の調子が悪い。具体的には、撮影モードの切り替え画面が、撮影中にも勝手に出てきてしまって非常にイライラさせられる(これは説明オフの設定にすることで解決した)
ちょうど購入してから2年が経過しており、以下にまとめるような不満点もあるので、その点を解消しつつ、現状維持しておきたいスペックも兼ね備えた新しいカメラを購入したいと思い始めた。
これは、その購入録である。
購入したいもの
1)カメラ(コンデジ上位機種、またはミラーレス一眼)
個人的には「自然散策(散歩)」のついでに見つけたものを撮影したいので「携行性・機動性」が最重要視される(スナップ撮影しやすいこと)。
2)メモリーカード
新たに1枚(SDXC32か64GB)用意しておく。
3)カメラケース(出し入れ簡単なクッション性の高いもの)
現在のカメラが調子が悪くなってしまったのは、乱暴に扱ったからのような気もする。それなりに気をつけていたのだが、よく見るとそこそこ傷もあるので、次にはもう少し気をつけるためにケースも準備しておきたい 。
4)リュック(カメラも入る万能リュック)
肩掛けカバンでは肩が凝ってしまう。外出時に使うものがさっと出し入れできる万能型のリュックを1つ持っておきたい。
5)風音低減品(百均のイヤホンカバースポンジ)
動画撮影時にどうしても風音が入ってしまう。またズーム音も入ってしまう。これは仕様上どうしようもない点でもあるが、なにやら調べてみると音を拾う部分にイヤホンスポンジをうまく当てると多少改善されるそうな。
百均で揃えられてコスパも悪くなさそうなので、これも揃えておくことにしたい。
現行機(Cyber-shot DSC-WX500 BC)
コンパクトで高倍率ズームができて、散歩中に鳥を撮影できるものが欲しかった。これと、キヤノンの40倍ズームだったかで迷ったが、結局コレに決める。
価格について、2年前(2019年4月)の購入価格は36,180円(税込)であり(Amazonではなくリアル店舗で)、最近(2021年4月)の店頭価格は3万9千台、Amazonでは3万5千ほどなので、ほとんど価格が変わっていないようだ。
スペックは以下の通り(24-720mm、F3.5-6.4)
価格.com - SONY サイバーショット DSC-WX500 スペック・仕様
しかし、その後「ファインダーがない」「ピント(フォーカス)が合わせにくい」点に不満を持つようになり(今回改善したい点でもある)、よく調べるとなんと、ちょうどその2つが付いたものがあるではないか(DSC-HX90V)。
ソニー デジタルカメラ DSC-HX90V 光学30倍ズーム 1820万画素 ブラックCyber-shot DSC-HX90V BC
説明書を見ると「ファインダー&マニュアルフォーカス(ただし、DSC-HX90Vのみ)」とある。なんてこった。しかも、手持ちの際のグリップもあって良い感じではないか。 後悔先に立たず、しかしポケットに入るサイズで200gと軽く、いつでもどこでも撮影できて大いに活躍してくれているので、その点では不満はないのだが。
選択条件
これだけは外せない(現行機と同じにしたい点)
1.持ち運びしやすいこと(携行性・機動性)
散策ついでの撮影(スナップが主)であり、あくまでスマートなサイズ感と重さが求められる。
2.高倍率ズームができる(超望遠)
散歩しながら野鳥や遠くの景色なども引き寄せて撮影したいので、これも絶対条件に入る。焦点距離としては600mm程度か。
3.動画も撮影できる
これは必ず付いている機種がほとんどだと思う。4Kは絶対条件ではない。
4.なるべく軽いこと
現行機は200g、缶コーヒー1本程度の重さ。重くても600g(ペットボトル1本ぐらい)がよい。1kgになると厳しいが、他の条件によっては検討の余地あり。
この機能を強化したい(現行機から解消したい点)
5.ファインダー付き
陽気な外出時に持ち歩いて撮影というシチュエーションが多いのに、日中や日差しか強い屋外での撮影でファインダーが付いていない現行機はあまりに不便。
モニターが真っ白で全く見えないこともしばしば。
ファインダー自体の機能の優劣もあるはずだが、とりあえず改善したい絶対条件。
6.ピントがしっかり合わせられる(AFが優秀で迷走しない、MFも調整可)
最短撮影距離もあるだろうが、シャッターを半押ししても「なんかボケている」というのは、目の前に撮りたいものを捉えているのに、もどかしいこと甚だしい。
半押しする、ボケた状態でピントが合う、また半押しする、それでもボケる。そのあいだに捉えていた鳥が逃げてしまう。こんなことが何度かあった。
もっと悪いのは、ファインダーがないとボケていることにも気づかない、なんていうこともある。ファインダーとセットで改善したい絶対条件である。もちろん、AFの固定ボタンがあることも条件になる。
なお、ピントについては以下のページが詳しい。
【2021年最新】カメラのピントが合わない6つの理由 | #GooPass MAGAZINE
7.接写・マクロ撮影が十分できる(最短撮影距離1cm以下)
草花を楽しみたいし、小雨の日も楽しみたい。現行機は3cm程度しか近づけないので、ぐっと対象に引き寄せて撮影したい。この点ではモニターは固定式ではなく、チルトもしくはバリアングルであることも一つの条件になる。
8.F値2.8以下でぼかしを効かせた撮影ができる
これは接写ともセットでほしいところである。望遠側のF値も明るいものが良い。
9.撮像素子(イメージセンサー)が1型
できれば撮像素子が大きい機種を選びたい。ただし絶対条件と相反する点があるので、よほど検討が必要になる。
その他、細かな条件としては以下の通り。
- 薄暗い日でも夜間でも撮影できる(ISO12000程度)1型セットが条件?
- 風音やズーム音などの音が動画撮影時に入りにくいもの
- ブレ防止機能が優秀なもの
条件をもとに選択したラインアップ
選択条件
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評価
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詳細
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---|---|---|
1.持ち運びしやすいこと(携行性・機動性) | △ | ポケットサイズとは言えない |
2.高倍率ズームができる(超望遠) | ◎(60倍望遠) | 評価詳細 |
3.動画も撮影できる | ○ | 評価詳細 |
4.なるべく軽いこと | ○(616g) | 評価詳細 |
5.ファインダー付き | マルバツ | 評価詳細 |
6.ピントがしっかり合わせられる (AFが優秀で迷走しない、MFも調整可) |
マルバツ | 評価詳細 |
7.接写・マクロ撮影が十分できる (最短撮影距離1cm以下) |
マルバツ | 評価詳細 |
9.撮像素子(イメージセンサー)が1型 | マルバツ | 評価詳細 |
条件にあっていて、非常にバランスが取れている。60倍望遠で、マクロも1cmまでいける。F値もよく明るいレンズ(F2.8~F5.9)。重さも616グラム。値段も3〜4万円台と手頃。コスパという点では、もっとも有力な選択肢である。
ただし1点だけ、モニターが固定で稼働しないことがマイナス要素。草花のマクロ撮影も楽しみたい自分にとって、これは痛い。細かな点では、フォーカスの精度やファインダーのセンサーも少し気になるところ。
しかしながら、それ以外は(スペックの感じでは)条件やコスパの面で文句のつけようがない手軽な1台である。
選択条件
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評価
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詳細
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---|---|---|
1.持ち運びしやすいこと(携行性・機動性) | マルバツ | 評価詳細 |
2.高倍率ズームができる(超望遠) | マルバツ | 評価詳細 |
3.動画も撮影できる | マルバツ | 評価詳細 |
4.なるべく軽いこと | マルバツ | 評価詳細 |
5.ファインダー付き | マルバツ | 評価詳細 |
6.ピントがしっかり合わせられる (AFが優秀で迷走しない、MFも調整可) |
マルバツ | 評価詳細 |
7.接写・マクロ撮影が十分できる (最短撮影距離1cm以下) |
マルバツ | 評価詳細 |
9.撮像素子(イメージセンサー)が1型 | マルバツ | 評価詳細 |
これも条件を満たす1台望遠もマクロも自在。重さは610グラムで、サイズも上のLUMIXよりも小さい。
そのぶん価格は6〜7万円台と少し高め(LUMIXの2倍)開放F値が3.4というのも気になるところ。モニターはバリアングル式でファインダー感度も悪くないようだ。
もっともバランスが取れているようで、中途半端等な感じも否めない。
センサー1型で高倍率ズームコンデジという選択肢
ただ主な使い方が「散歩ついでに気軽に持ち運ぶ」という点を考えると、価格・重さともに「べヴィな1台」は適していないように感じられる。 センサーが1型で高倍率、というコンデジの選択肢は非常に限られている。それを満たしてくれる、数少ない1台。画質はもとより、AFも優秀らしい。「20万円台」「1キロ超え」という点に目をつぶれば「超」万能機・汎用機である。
そもそも、高倍率のズーム機能を絶対条件として1型コンデジを選ぶというのが矛盾している(でかいセンサーには、でかいレンズが必要で、レンズがでかいと焦点距離も大きくできない⇒双眼鏡を想像しよう!=でかいレンズの方を伸ばすイメージ?)
選択肢としては、どうしても、センサー1/2.3でも、絶対条件としての携帯性と望遠機能が両立する機種にならざるを得ない。
ちなみに、ズームを気にしなければ、同じRXシリーズの「Cyber-shot DSC-RX100(2012年発売)」が人気らしい。そろそろ在庫限りになってきているとかいないとか(2021.4現在)。
ソニー デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100
その他の1型コンデジ高倍率ズームの選択肢
古い機種であるが1型コンデジ高倍率ズームという選択肢では傑出した1台。ただし、ファインダーは外付け。これは厳しい。モニターも動かない。2015年というのも厳しい。
10万円台。はたしてどうか。
ミラーレス一眼という選択肢
ここにきて、まさかのミラーレス一眼。
選択肢に入らないと思っていたが、1型コンデジを考えると、携帯性や値段など、ミラーレス一眼のエントリーモデルも悪くないのでは、と思い始めた。
この「ソニー ミラーレス一眼 α6100」は、いろんな点でバランスが取れていて手頃なようだ。今使っている機種もソニーなので、メーカーを変えないほうが使いやすいという考えもある。
最終的に決めた1台
これまでのラインアップで言えることは、すべて一長一短、レビューを見ても、ほめたりけなしたり、結局は自分の使う用途や目的や懐事情など、もろもろ自分本位で考えて決断するしかないということだ。
大いに迷ったが、条件に照らし合わせて自分にあった1台として最終決定したのが、これ!
【現在未定】
センサーの大きさに惹かれている自分がいる。
ズーム機能は現行機にまかせるとして、スナップ写真用カメラとして最高である点、ファインダー付きであることを考えると「RX100」が最もふさわしい選択肢のように思えてくる。
AF機能=ピント合わせも優秀らしい。
以下のサイト情報で検討して決めたい。
[2021年版]SONY RX100シリーズ全8種を徹底比較!価格と性能から選び方を完全解説 - Rentio PRESS[レンティオプレス]