PIXTAリジェクト(販売NG)再申請方法

PIXTAに登録しているイラスト「ベクター素材(Illustrator作成分)」と「ラスタ素材(Photoshop作成分)」について、それぞれリジェクト「販売NG」があったので、その詳細と解決方法をまとめる。

基本的な登録方法とリジェクト理由

まず、基本情報は以下のとおり。

ベクター・PNG素材ガイドライン

pixta.jp

写真・イラスト素材リジェクト理由(NG理由)一覧

pixta.jp

ベクター素材(Illustrator作成分)の場合

【NG1:検証済/再申請OK】透過部分がないため、PNGデータとして登録することができませんでした(JPGのみの販売で、PNGセットでの販売NG)。

【原因】

  • アートボード全体にベタ塗りレイヤーを背景として1枚配置していた(おそらく背景に余計なものを入れないのが良い)
  • 透過部分は、llustratorメニュー「表示>透明グリッドを表示」で確認可能

【解決策

  • 単純に透過部分のあるPNGデータにすればよい
  • Illustratorメニュー「ファイル>書き出し>Web用に保存(従来)」
  • プリセットで「PNG-24」を選び「透明部分」にチェックがあることを確認して保存
  • なお「ファイル>書き出し>書き出し形式」はWeb用以外の印刷用など高解像度での書き出しが可能(これでもよい)、また「書き出し>スクリーン用に書き出し」はアートボード複数の場合などで便利
  • 以下のリンク先にも詳細あり

背景透過PNG画像をIllustratorで書き出す方法! | CREMAGA

【NG2:検証済/再申請OK】Adobe Illustrator 8.0〜CS2互換のEPSファイルをアップロードしてください(ペンマークのEP/EPSが販売NG)

【原因】

  • EPS保存の際に、バージョンを現行の最新版「Illustrator 2020 EPS」にしていた
  • ガイドラインをよく確認していなかったための単純ミス

【解決策】

  • 別名保存で、ファイル形式「Illustrator EPS(eps)」を選択して保存
  • EPSオプション画面で、バージョンを「Illustrator CS2」に設定してOK

pixta.jp

【NG3:検証済/再申請OK】非表示のレイヤーを含む素材は登録できません。修正のうえ、再度アップロードをお願い致します

【原因】

【解決策】

  • レイヤーの目のマーク表示をよく確認してから、再度「NG2:解決策」で示したCS2のEPSで書き出して再申請する

【NG4:未検証/断念】塗りのオープンパス, 孤立点, 埋め込み画像を含む素材は登録できません。修正のうえ、再度アップロードをお願い致します

【原因】

  • はっきり原因がわからない
  • オープンパスの有無や数は、ウィンドウ>ドキュメント情報>オブジェクト(選択内容のみを外す)で確認可能
  • 塗りツールやブラシツールを含む複合パスなどでNGになっていると思われるが、パスが多いと確認がほぼ不可能になる
  • 孤立点は、オブジェクト>パス>パスの削除で削除可能
  • クリエイターが知っておきたいストックイラスト素材制作の基本

【解決策】

  • パスが少なければ、上記の原因と確認方法で修正して再申請
  • パスが多ければ、諦めてPNG/JPGのみの申請などに切り替える

ラスタ素材(Photoshop作成分)の場合

【NG:検証済/再申請OK】透過部分がないため、PNGデータとして登録することができませんでした(JPGのみの販売で、PNGセットでの販売NG)。

【原因】

  • 背景レイヤーに(カンバス全体に)白ベタ/塗りベタを配置したままPNGとして書き出してしまっていた

 【解決策】

  • 背景のベタレイヤーを非表示にする(自然と透過が出てくる)
  • 【補足】できれば背景ベタを非表示にしたことによる不自然な透過(人物の肌の塗りなどの欠落)は別にレイヤーを作って塗り足ししておくこと
  • 「ファイル>書き出し>書き出し形式>Web用に保存」でプリセットを「PNG-24」として、すぐ下の「透過部分」にチェックマークを入れたら、そのまま保存
  • 【注意】そもそも「背景ベタ塗りあきりの画像」では、登録時にPNGではなくJPGで登録して、はじめからJPG単体販売として出すこと